『えんのひとつまみ Vol.7』「依存しない、決めつけない生き方を子どもたちへ」──“自分で選び、自分で生きる力”を育てるということ - えんらいと

『えんのひとつまみ Vol.7』「依存しない、決めつけない生き方を子どもたちへ」──“自分で選び、自分で生きる力”を育てるということ

こんにちは、えんらいとの太陽です。

「えんのひとつまみ」では、様々なご縁(ご塩)でつながった、味わい深く面白いひとたちを、“ひとつまみ”ご紹介していきます。

第7回目は、グラウンド・ゴルフグッズ、スタジオのレンタル等、暮らしの中にあるさまざまな「動き」を支えるものづくりと発信をされている、株式会社アルカ 代表取締役、『天草ビオ・ヴィレッジ』のメンバー、田代健太郎さんをひとつまみご紹介します!

 

 

田代 健太郎(たしろ けんたろう)さん

株式会社アルカ 代表取締役/天草ビオ・ヴィレッジメンバー

グラウンド・ゴルフ用品(GRANSIA)や、おんぶ紐(granmocco)の製造・販売を手がける株式会社アルカの代表として、長年「人の動き」と「暮らし」に寄り添うものづくりを続けられます。

「自然体験を通して、子どもたちに生きる力を育む教育の場をつくりたい」

そんな想いから、キャンピングカー事業や、『天草ビオ・ヴィレッジ』のリトリート構想にも関わられてゆかれる予定です。

常識や肩書きに縛られず、人を対等に見る。
生き方そのものが、次の時代の「自立」と「自由」を指し示られています。

 

健太郎さん、一体何者?

 

太陽:前回に引き続き、『天草ビオ・ヴィレッジ』に携わるメンバーのご紹介です。ナビゲーターとして、「えんのひとつまみVol.3」で取材した、『天草ビオ・ヴィレッジ』代表、ともちゃんに同行しての取材となります。

そして今回は、「えんのひとつまみVol.6」で取材を受けていただきました、田代佳織さんのご主人、田代健太郎さんにお話をお伺いしようとしているのです…が!

佳織さん:…まだ来ませんね。何か立て込んでるのかな?まあすぐ来ると思いますので、お茶でも飲んで待ってましょうか。

ともちゃん:ありがとう〜!

 

 

えんのひとつまみVol.6」で取材した佳織さん。
お茶と特製のポン菓子をいただきしばらく談笑していると…

 

 

!?

 

健太郎さん:どうも!

太陽:こわい!!!

ともちゃん:おうおう、相変わらず飛ばしてるな健太郎(笑)。

佳織さん:遅いなと思ったら焼酎を持って現れるとは…

健太郎さん:ともちゃんも久しぶり!で、今日は何すればいいんだっけ?取材?

ともちゃん:そうそう。太陽くんって言って奈良から来てくれてるんだけどね、『天草ビオ・ヴィレッジ』も今たくさん人増えたでしょ?私は代表だから関わってくださってるみなさんのことわかるけど、他の方からしたら「一体どんな人たちの集まりなんだ?」ってなるじゃない。

太陽くん硬い記事は書けないんだけど、私が書いてほしいのは人となりを伝えられる記事だから、そうなると彼がうってつけってわけ。ということで、さっきまで佳織ちゃんの話を取材してたから、これからは健太郎さんの番ってこと!はいよろしく!

健太郎さん:へ〜そうなんだ。いいよいいよ、でも何話したらいいの?

太陽:よろしくお願いします!佳織さんとの取材の中で、リトリート施設を始めたいというお話があったので、健太郎さんから色々お伺い出来たらなと思うのですが。

健太郎さん:あー、はいはい。子供が自然を体験して学んで生きる力をつける。そういう教育の場をずっとねやりたいと思ってたんですよ。でもなかなか場所も見つからないし、そんな時に佳織の紹介でともちゃんと会ってね。もう聞いた?無人島の話?

太陽:ともちゃんの幼少期の話ですね。すごい体験だなぁってびっくりしました。

健太郎さん:あの話を聞いてね、めっちゃ良いじゃんと思ったの。俺も子供たちにそういう経験をさせてあげたいなって。ともちゃんとはそこから仲良くなったんだよね?

 

 

 

 

ともちゃん:そうそう!初めて会ったその日に一晩中二人でお酒飲みながら語り明かしたからね(笑)。その時に思ったよ、私も大概宇宙人だけど、この人も宇宙人だなぁって(笑)。

太陽:ともちゃんが「健太郎さんは宇宙人だから覚悟するんだよ」ってずっと言うからどんな方が来るのかと思ってましたが、焼酎片手に奥の引き戸からドーンと現れた時は、確かに未知との遭遇でした(笑)。

健太郎さん:宇宙人!?宇宙人ではないと思うけどな〜(笑)。

ともちゃん:さっき佳織ちゃんとの取材の中で、「私は子供を子供として見て接しない」って話したじゃん?健太郎さんもそうなのよ。対等に人と接する方なの。私の根幹には父に連れて行ってもらった島での経験が大きいから、そこに共感してくれたのは本当嬉しかったなぁ。

健太郎さん:親が子供の限界を決めるのはおかしいと思ってるんだよね。常識的に考えてここまではできるだろう、これ以上はできないだろう。そうじゃなくて、本人たちが自分の限界を知って決めたら良いじゃんって。だから無理強いもしない。「ここまでは行けよ!」じゃなくて、「行きたかったら行ったらいいんじゃない?」って感じかな僕の場合は。

ともちゃん:あれの話してよ…あの〜、遊園地の。

健太郎さん:遊園地?ああ、グリーンランドね。ここから50キロくらい行ったところの荒尾って所にグリーンランドって遊園地があるんだけどね。その時一番下の男の子が小二で、上の女の子が小四、小六だったかな?ある日、「グリーンランド行きたい!」って言われてね。「自転車なら行っていいよ〜」って言ったの。

太陽:自転車!?50キロくらいだったら大人でも3時間くらいかかりそうですよね。小学生だったらめちゃくちゃ厳しそう。

健太郎さん:まさにそれが、“大人が子供の限界を決めてる”ってことじゃない?

太陽:は!?た、たしかに…うわー、無意識に決めつけてました…。

健太郎さん:そうでしょ?無意識でついそう思っちゃうのが今の社会、教育だと思うんだよね。「小学生でしかも低学年には50キロ自転車で走るなんて無理でしょ〜」って。そういうの、親として決めるのはおかしいと僕は思っているからさ、自転車で行けるというのなら、仕事終わりに行こうじゃないかって言ったの。

太陽:実際子供達の反応はどうだったんですか?そんな遠くに自転車でなんて無理だよ!とはならないものなんですか?

 

 

 

健太郎さん:ううん。「やったー!行く行くー!」って感じ(笑)。まあでも本人たちはどれくらいの距離があるとか知らないからさ。それでも自分たちがどこまでできるのか、自信をつけてもらいたいってのもあったし、いいきっかけだなって。で、来週の金曜日の仕事終わりに行こうってなって、ホテルがあるから一泊だけ予約したんですよ。

ともちゃん:ホテルまで取ってくれるんだよ。すごい素敵じゃない?

太陽:たしかに。車で行くよりもそれを含めて家族旅行って感じでめっちゃ楽しそうですね。

健太郎さん:で、いざ当日。みんなで自転車をチャリチャリチャリ…ってグリーンランドに漕いで向かったんですよ。一番下の男の子以外はみんな各自ママチャリに乗って、息子は車輪も小さいマウンテンバイクみたいな自転車に乗ってね。で、玉名くらいまで行ったんだけどね。息子が「もう俺無理…」ってなっちゃって(笑)。

太陽:玉名…熊本の土地勘が全くわからないのですが、ここからどれくらいの距離なんですか?

健太郎さん:えーっと、20キロくらいかな?

太陽:あー、ということは半分くらいの地点ってことですね。

健太郎さん:そうそう。で、まあ近くのラーメン屋に入って家族で食べながら「無理って、どうする?」って聞いてみたんです。じゃあ「俺もうリタイアするわ…」って。

太陽:えー!遊園地に一番行きたかっただろうに!

健太郎さん:ん、ああ、リタイアするって言っても、自転車で行くのはってことだよ。まだ時間的にもJRが動いてたからさ、ママと息子は近くの駐輪場に自転車を停めて電車で荒尾まで行ってもらって、俺と娘二人はそのまま自転車でね。

太陽:あ、そういうことですか!。娘ちゃんたちそのまま行ったのすげーな。でもそのまま自転車で行けないから、「残念、君にはグリーンランドの門を跨ぐ資格がなかったようだね」とはならなかったんですね。

健太郎さん:親が限界と常識を決めるのは違うって思ってるからね。結局その断念したことが僕は挫折とは思わないし、そこまで実際にチャレンジしてみて、自分の気持ちが嫌だから辞める。それだけのこと。親がお膳立てして、「ここまで行ったらやばそうだからどうする?」じゃなくて、行き当たりばったりでアクシデントが起きて動けなくなっても、それはその時に考えて行動すればいいって。

ともちゃん:私の父もそうだったけど、一回経験させるってのが根底にあるんだよね。だから私の場合は無人島みたいな場所だったけど、それこそキャンプでも良いし、自然を小さい頃に体験させてあげるっていうのは、原始感覚を養って、これからの人生何があっても前も向いて生きていける命の源になるの。

健太郎さん:ともちゃんの無人島での経験は素晴らしいなって。ある種僕の理想でもあったからさ。でも今のこのご時世、物にまみれてるから中々そういう場所って無いんだよね。

ともちゃん:本当にそうなの。自然しかない場所で子供たちに原始感覚を味合わせる体験をさせてあげたい。それは私が村づくりをしたいきっかけの一つだったから、佳織ちゃんだけじゃなくて、健太郎さんにも『天草ビオ・ヴィレッジ』にぜひ参加してくださいってお願いしたんだよ。

天草の山に、自然で返せるもので施設を作りたい。そこにキッチン作ったりシャワー室作ったりとみんなでしてるんだけど、そのキャンプ施設を一緒にやろうって、今健太郎さんと話してるところってわけ!入り口にでかいキャンピングカーあったでしょ?健太郎さんはそういうのを貸し出したりする事業もされてるからね。こんなにうってつけの人はいないぞって思ったの。

太陽:なるほど、それがリトリート施設ってことなんですね。健太郎さんは普段はそういうキャンピング用品を販売されたりしてるんですか?

健太郎さん:ううん。あれはまあ趣味みたいなもんだよ。毎日乗る訳じゃ無いし、それなら使いたい人に使ってもらえるほうがいいじゃん?本業は「グラウンドゴルフ」のグッズやスポーツ用品、佳織からも聞いたと思うけど「おんぶ紐」も会社の事業の一つだから、そういうのを製造、販売するのが僕の仕事だね。

太陽:グラウンドゴルフ…?なんか聞いたことあるような……あ。

 

遡ること10時間前…

 

 

えんのひとつまみVol.5」で取材した新堀さん宅にて…

 

???:なんね、また来たのあんた。

ともちゃん:あ!お母さん久しぶり〜!

 

 

新堀さんのお母さん、ハタ子さん登場!

 

ともちゃん:太陽くん!この人ね、新堀さんのお母さんのハタ子さん!私の飲み友達なの!

太陽:飲み友達?どうしてそうなるの?(笑)。

ハタ子さん:え〜?知らないよ私こんな人〜(笑)。

 

 

ハタ子さんとイチャイチャするともちゃん

 

ともちゃん:またとぼけて〜!

ハタ子さん:えへへ〜(笑)。

新堀さん:仲がよろしくていいね(笑)。

ともちゃん:今からみんなでお蕎麦食べに行くんだけど、ハタ子さんも一緒に行く?

ハタ子さん:行かないよ。私これからそこの“グラウンドゴルフ”に行くんだから。

太陽:え、今からゴルフに行くんですか?てか、お母さんおいくつですか?

新堀さん:92歳ですね。2月2日で93歳になります(笑)。

太陽:えええ〜!元気すぎる!え、一人でゴルフに行くんですか!?

ハタ子さん:そうだよ〜。じゃあね〜!

ともちゃん:本当元気で可愛らしいお母さん♡。90超えてもあれだけ元気なら最高だよね。

太陽:すげー…(ゴルフってホール周るのかな…?)

 

回想終了

 

太陽:そういえば新堀さんのお母さんがグラウンドゴルフ行くみたいなこと言ってたけど、もしかしてそれのこと!?

ともちゃん:そうそう。あれ、太陽くんグラウンドゴルフ知らない?

太陽:全く存じ上げません…。普通のゴルフとは違うんですか?

健太郎さん:「グラウンドゴルフ」は「いつでも、どこでも、だれとでも」っていうのがコンセプトで、公園や広場などで手軽に始められるゴルフのことですね。簡単なルールだから、子供から高齢者まで幅広い世代で楽しめるスポーツだよ。

太陽:そうだったんですね!てっきり○○クラブみたいな施設の名前がグラウンドゴルフなのかなと思ってました!93歳でゴルフって超人すぎるなってずっと不思議に思ってましたが、想像してるゴルフではなかったんですね。ちなみに簡単なルールってことですが、「ゲートボール」とはまた違うのでしょうか?

健太郎さん:ゲートボールよりもっと簡単だね。あっちはそもそも個人競技じゃないチーム戦だし、作戦立てたり審判が必要だったりするからね。

太陽:え!ゲートボールってチーム戦なの!?それすら知らなかった…

健太郎さん:グラウンドゴルフはどこでもコース作れるから、スタートマットとホールポストを置けさえすれば、もうそこはオリジナルコースって感じで始められる手軽さも売りの一つだね。だから道具さえあれば小学生同士でも楽しめるよ。

太陽:は〜、そういうゴルフもあるんですね。健太郎さんはそのグラウンドゴルフの用品を販売されてるんですか?

健太郎さん:そうそう。うちの商品持ってこようか?ちょっと待っててね。

 

 

GC163 響クラブプレミアム

高級天然木パーシモン(柿の木)を使用した木製クラブ。 木材には特殊な含浸加工を施し、通常の木材に比べ 強度に優れ、ずっしりとした重量感も特徴です。打球面には打感と反発性の良いカーボンフェイス、 ヘッド底面には金属の中でも比重の大きい真鍮製ソール を採用しています。

GC163 響クラブプレミアム_GRANSIA公式サイト
https://design026.stores.jp/items/5c85ab66b504f56616e322b9

 

健太郎さん:これがうちで製造販売しているグラウンドゴルフ専用の木製クラブだね。

太陽:かっけー!クラブは全部木製で出来てるんですね!

健太郎さん:そうそう。ホールポストっていう鉄のリングみたいなところに球を入れたらカップイン。スタートマットからホールポストの位置も、やる場所の広さに応じて臨機応変に変えられる。基本は8ホール周って合計打数の少ない方が勝ちって感じだね。

太陽:なるほど。そこはゴルフって名前が付いているだけあって同じような感じなんですね。健太郎さんがグラウンドゴルフの用品を販売しようとしたきっかけみたいなのはあるんでしょうか?元々グラウンドゴルフが好きで、みたいな。

健太郎さん:元々は大学を卒業してアパレル関係の会社に勤めてたんだけどね、適性合ってなくてあんまり上手くいかなくてね。そんな時に祖父の友人が静岡でスポーツ用品のメーカーをしていて、そこがグラウンドゴルフの用品を扱ってたのよ。

ちょうど九州が手薄で営業所を作ろうかっていう話が出てたみたいで、「九州営業所やってみないか?」って誘われてね。当時22歳くらいだったかな?。父が小物玩具の販売をしていたんだけど、それを半分手伝いながら、スポーツ事業、九州営業所って感じで始めたのがグラウンドゴルフ用品を販売するきっかけって感じ。

太陽:熊本に来るまではグラウンドゴルフの存在すら知らなかったんですけど、結構歴史は長いものなんですか?

健太郎さん:結構長いよ。確か1982年とかに生まれたはずだから、40年以上は歴史あるね。

太陽:そんなに前からあるんですか!健太郎さんが九州営業所を担当される頃からグラウンドゴルフは流行っていたんですか?

健太郎さん:当時は今ほど浸透してなかったね。だから最初の頃はもう大赤字だったよ。でも頑張って九州を5年くらいかけて開拓してたんだけど、その会社が全国規模でやってる福岡の問屋さんへ卸すことに急になってね。こっちは一生懸命九州を開拓したのに、約束が違うじゃんってなってね。でも向こうは全国規模だから、今のままだと厳しいって言われて、じゃあ自分でメーカーを作った方がいいなってなったの。

色々探して、東京ギフトショーだったかな?そういう展示会がきっかけで台湾のメーカーと知り合って、そこは洗濯物のつっかえ棒とかそういうの作ってる会社だったんだけど、グラウンドゴルフにも似たようなのがあるから、「こういうの作れないですか?」って聞いたら、「いや全然作れるよ〜」って、今まで卸して貰ってた価格の5分の1くらいで出来るってなってね。

そこから初めて徐々に自社商品を増やして行ったって感じだね。

ともちゃん:和歌山でも町内会でグラウンドゴルフをやって、景品出したりして高齢者の運動の一環、交流の一環としてやってる所も多いから、太陽くんが知らないだけで結構流行ってるんだよ。

太陽:はー、そうだったんだ〜。全く知らなんだ。ゲートボールしてる所は何度か見たことありますけど、もしかしたらグラウンドゴルフをしてたのかもしれないですね。販売サイトを今拝見させてもらったんですけど、商品数もたくさんありますね!従業員はどれくらいいらっしゃるんですか?

 

 

 

 

ともちゃん:健太郎さん一人だよ。

太陽:一人!?え、一人でされてるんですか!?

健太郎さん:そうね、一応一人になるかな。10年くらい前に…まあそれ以上前からね、「コモディティ化」っていうのかな?元々は価値の高かった製品がね、市場の活性化や競合の増加で、機能だったり品質だったり、ブランドでの差別化が失われて、大企業が売ってる物と変わらない品質を低価格で提供する。そういうのがどんどん出来る世の中になってきたことが一つ。

もう一つはAIとかロボットとかね、要は人間が稼ぐっていう環境が作れなくなってきたなって感じてね。世の中の90%以上の人が働いてお金を得るのが難しい時代が、今からだと5年、10年後にはやってくるなと思っているの。

ともちゃん:スキルがなくても、誰でもどんどん便利に出来ていく側面、今度はそういう雇用の問題が出てくるよね。

健太郎さん:そうそう。昔はホームページもプログラミングを勉強してね、コーディングやるとかスキルが必要だったけど、今はノーコードとか感覚で出来ちゃうようになってるよね?知識はもう必要ない。知恵や感覚、芸術というか、世の中の人が何を、どういうものを求めているかというのを、想像できるようにならないといけない。

そういうのを考えると、将来「働く」ってのが無くなるか、大企業を残して中小企業はどんどん潰れて、労働人数も100分の1くらいになる時代に突入すると僕は考えてるの。

だから当時僕の会社に勤めていた人たちに言ったのは、「あなたたちは、①お金を稼ぐ術、②自分の技能を活かした職、③趣味の職。この3つくらい持ってたほうがいいよ」って。

だから今この会社で、骨を埋めようなんて心積りだけは絶対に考えないでね。って言ってたんだけど、そうは言ってもね。みんな今の生活があるから中々辞めないの(笑)。

太陽:まあそうですよね〜…。仕事をしながら、生活をしながら他の術を身につけるっていうのも、余裕がないと相当厳しく感じてしまいます。そこからどうやって他の方々は独立されていったのでしょうか?

健太郎さん:コロナ禍が大きなきっかけになったね。そこからみんなとの関係性が“会社に依存しない形”へと少しずつ移行していったような感じ。今は業務委託を中心とした協働の形になりました。

デザインを担当してくれてた子には、これからもデザインを依頼するつもりではあるけど、でも他にもっといい人がいたら僕はそこに業務委託するかもしれない。だからちゃんとやってくれないと困ることになるよって。上から命令するのじゃなく、お互いを対等な関係として関わっていく形に変えました。

太陽:すごー!会社に属してると安心感はありますけど、でもその分甘えたりして仕事の質が悪くなったりっていうのは身に覚えありすぎます。自分が事業を背負っていく、自分が経営していくからこそ、やりがいもあるし、その分不安はあるかもしれませんが、自分の人生をイキイキ過ごせそうだなと思いました!

健太郎さん:ありがとう。まあそんな感じでね、グラウンドゴルフの事業は晴れて僕一人になって、みんなに委託するって形になりました。

ともちゃん:太陽くんが言ったように、会社に属するって依存性があって、主体的ではない。自覚的にも自分達は養われているから、乗っかっておけばいいって、無意識下で脳が考えなくなるんだよね。

健太郎さん:そういう時代じゃないからねもう。個人事業主になれば自分で時間もコントロールできるし、自分をコーディネートする。それが自分にとってもみんなとっても面白そうだから初めてみたけど、結果今はすごく上手く行ってるね。

ともちゃん:生きるきっかけ、生きる潜在能力を本人に気付かせる。そういう生き方を健太郎さんはずっとされてる。それも『天草ビオ・ヴィレッジ』にとって、後世でみんなが自立して生きていける知恵の一つとして知っておきたいから、それも含めて健太郎さんにはこれからもどんどん『天草ビオ・ヴィレッジ』に関わっていただこうと思います♡(ゼロ距離)。

健太郎さん:おお…ヨロシク、オネガイシマス…。

ともちゃん:ん!?あんまり乗り気じゃない!?

太陽:多分圧倒されるだけだと思うよ。

 

 

「健太郎さん」にとっての「塩」は?

 

太陽:「えんのひとつまみ」では、取材した方にとっての「塩」についてお伺いしています。健太郎さんにとっての「塩」はどういうものでしょうか?

 

 

 

健太郎さん:「塩」は大好きだよ。塩の名前とかは全然覚えられないんだけど、天草でお塩を作ってる村本さんっていう方がいるんだけど、その人が作っている…なんだったかな。

佳織さん:「藻塩」じゃない?

健太郎さん:ああそうだそうだ、「藻塩」。これを舐めたら「この塩めちゃうまいな!」って感動してね。そこで藻塩にハマって、とりあえず全国10種類くらいあったかな?取り寄せてね、色々味見したけど、これが一番美味しかったな〜。

 

 

「グランモッコ」の商品ブースに飾ってある「月の塩」の村本秀克さんのポスター。
いつかお会いしてお話お伺いしたいです。

 

太陽:お塩は健康のためにと言うよりは、ただただ美味しくて好きって感じでしょうか?

健太郎さん:うーん、多分だけど、動物的に生きてたら自分から健康のために摂って食べてたと思うね。この海水が自分に合うみたいな。体が、自分が本能のままに生きていけばいくほど、食材の選別は勝手に本能がやってくれると思う。今は文明社会にがっつり染まってるから、色んな情報、それこそ、ともちゃんから「お塩舐めるといいよ〜」って聞くから、集めて自分の舌で感じて摂取する。お塩に関してはそんな感じに思ってるかな。

太陽:ありがとうございます!健太郎さん、そして佳織さんのお話も含めて、あらためて「塩」という存在が、頭で選ぶのではなく、からだや感覚で選ぶこと。便利さや安さに流されるのではなく、本当に必要なものを自分の感覚で見極めること。それが大事だなというのを心の底から感じました!

今日はお忙しい中お時間たくさんいただきありがとうございました!少しでも「あの時取材受けといてよかったね」と思っていただけるよう、頑張って記事にします!

健太郎さん:頑張れよ!よし、ともちゃん飲むぞ!

ともちゃん:任せとけい〜!飲み明かすぞ今日は〜!(ともちゃんはこの日グランモッコに宿泊)

Syuちゃん:明日も朝早いのにやばいでしょこの人。

太陽:まだ二日目だけど、ともちゃんのエネルギーは無尽蔵なんかなと確信めいてきてます。

 

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えんのひとつまみ、第七回は、『天草ビオ・ヴィレッジ』のメンバー、「株式会社アルカ」代表取締役の田代健太郎さんでした。

ファーストコンタクトが片手に焼酎で「こわーー!」ってビビりましたが、質問にもたくさん答えていただき、わざわざ商品を取りに行ったり来たりしていただく等、とても優しくして頂けました。ちょうど取材の少し前に私も独立したような形で不安いっぱいだったので、モデルとして健太郎さんのお話は背中を押していただけるような感覚でした。

関わってくださった優しく面白いみなさまのおかげで、最高の取材旅ができて、自分は本当に幸せです。

ということで、次回の記事もぜひお読みくださいませ!

 

 

株式会社アルカ」とは…

 

グラウンド・ゴルフグッズや、スタジオのレンタル等、暮らしの中にあるさまざまな「動き」を支えるものづくりと発信を行っています。

楽しみながらからだを動かすこと、無理なく健康を続けること、大切な人をそっと支えること。
そのひとつひとつが、日々の安心や笑顔につながる。

世代を越えて、人と人がつながるきっかけを。
アルカは、毎日の暮らしに寄り添う“動きのかたち”を提案しています。

 

ALKA_公式サイト
https://www.alka.jp

グラウンド・ゴルフ用品販売サイト_「GRANSIA」
https://design026.stores.jp

おんぶ紐_「gran mocco
https://www.granmocco.jp

 

 

「天草ビオ・ヴィレッジ」とは…

 

古来より天草の人々の根底にある『のさり』の精神。

天草に、「のさり」ということばがあります。
それは、自然やご縁をそのままに受けとめ、委ねながら生きる、やわらかな心をあらわすことばです。

『天草ビオヴィレッジ』では、
みんなが「のさり」の気持ちで暮らしています。

風が吹けばその風に寄り添い、雨が降ればその恵みに感謝し、
人の違いもまたひとつの調べとして響かせ合う。
思いどおりにならないことさえ、贈りものとして受けとめる。

それが「のさり」のこころであり、
私たちが共に紡いでいる日々の営みです。

 

天草ビオ・ヴィレッジ_公式サイト
https://amakusabv.com

ビオ・ビレッジ-天草-オンラインショップ
https://shop.amakusabv.com

Instagram:天草ビオ・ヴィレッジ
https://www.instagram.com/amakusabv

 

 

ご塩に感謝!

 

 

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